リハビリテーション科

運動器リハビリテーションについて

「運動器」とは、体を動かすために重要な骨・関節・筋肉・神経などの総称です。運動器の機能が低下すると、骨折や関節リウマチ、変形性関節症、脊椎疾患(首や腰の痛み)、スポーツ障害、さらには腰痛や肩こりなど、さまざまな不調が現れます。
こうした症状に対し、運動器のリハビリテーションでは、筋力や柔軟性、バランス能力を高める運動療法と、痛みを和らげる物理療法を組み合わせ、患者様の状態に合わせた治療を行います。手術が必要な場合でも、手術前後のリハビリを通じて機能回復をサポートします。
また、高齢者の方には、ロコモティブシンドロームの予防を目的に、足腰を鍛えて元気に過ごせるよう支援しています。

当院のリハビリテーション室が大切にしていること

私たちは、単なる治療ではなく、「人に触れること」「人と触れあうこと」を大切にしています。 一人ひとりの患者さまに寄り添い、温かみのあるリハビリを提供することで、身体だけでなく心にも寄り添うことを目指しています。


当院のリハビリテーション治療

患者様一人ひとりのお話をしっかり伺い、最適なリハビリプランを一緒に考えます。 現在、理学療法士5名とリハビリ補助スタッフ1名がチームとなり、患者様一人ひとりの声に耳を傾け、最適なリハビリプランを提案しています。幼児からご高齢の方まで、幅広い世代に寄り添ったリハビリテーションを提供します。

  • 痛みを和らげる治療
  • 動きやすさを高めるトレーニング
  • 再発予防のためのセルフケア指導

「痛みが続いている」「動かしづらい」「日常生活に支障がある」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。きめ細やかなケアで、快適な毎日を送れるようしっかりサポートいたします。

物理療法について

痛みの緩和や組織の回復を促すための物理療法を取り入れています。症状や治療目的に応じて、以下の治療器を適切に活用し、リハビリテーションの効果を高めます。

低周波治療器

電気刺激を用いて筋肉や神経を刺激し、血流を促進することで、痛みを和らげます。特に、肩こりや腰痛、関節痛、神経痛などに効果的です。

超音波治療器

US-777

高周波の音波を体内に照射し、深部の筋肉や関節を温め、組織の修復を促進します。捻挫や腱炎、関節のこわばりなどに使用されます。

体外衝撃波(ESWT)

衝撃波を照射し、慢性化した痛みの軽減や筋・腱の修復を促す治療法です。特に、足底筋膜炎、テニス肘、石灰沈着性腱板炎などの治療に用いられます。

光線治療器(近赤外線)

近赤外線の光エネルギーを利用し、筋肉や関節の深部まで温めて血流を促進します。これにより、筋肉のこわばりや炎症を軽減し、痛みを和らげる効果があります。慢性的な肩こりや関節痛のほか、スポーツ後の筋肉疲労回復にも適しています。

LIPUS(低出力超音波治療器)

低出力の超音波を連続的に照射し、骨折の治癒を早める治療法です。スポーツや日常生活での骨折の回復促進に効果が期待できます。

患者様の症状や状態に合わせ、これらの物理療法を適切に組み合わせながら、痛みの緩和と機能回復をサポートします。お気軽にご相談ください。

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