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自分を知る

「自己覚知」

皆様は「自己覚知」という言葉をご存知でしょうか?
社会福祉の用語辞典によると、

「援助の混乱を防ぐために、ソーシャルワーカー自身の反応や判断、特定のクライエントに対して抱きやすい感情の傾向について気付くこと」

とあります。
自分自身の心や感情の動きを捉えることや、価値観や考え方の癖、性格的特徴、言動の在り方を理解しようとすることでしょうか。

整形外科医院には、痛みを抱えている方、怪我をされた方が来院されます。そして、診察・リハビリテーションがあります。
特に、皆様の「痛み」を理解するためには、身体の機能だけを診るのでなく、生活習慣・バックボーンや生活・暮らしに目を向ける必要があると感じております。

リハビリ(理学療法)におきまして、「人の痛み」を理解しようとするとき、私たち医療従事者の「自己覚知」が無かったとしたら…。医療従事者都合の考え方で、本当は皆様には必要のないこと・ものを押し付けてしまうかもしれません。
私たち医療従事者自身が、自分の生活歴・価値観・大切なもの・考え方・行動・態度・言葉選びなどの癖を認識しながら、日々変化する感情の在り方も「自己覚知」することが大切であると感じております。


医療従事者としての「自分」は、どのような雰囲気の人間なのか…。
静かな夜に「自己覚知」の思考を巡らしておりました。

前回のブログの話題「ふれあい」でもお伝え致しましたが、人と人は触らずともエネルギーの受け渡しをしております。
人は人との関わりの中で、言葉のやりとりとともに、「雰囲気」と「思い」も伝えています。

人の醸し出す雰囲気…。
優しく温かい雰囲気。
殺伐とした冷たい雰囲気。
そして、様々な「思い」も交錯しています。

医療機関においても、色々な「雰囲気」があります。
来てよかったと思える場所・雰囲気。
二度と着たくない場所・雰囲気。

このご時世、地域の小さな「安心」は大切だと感じます。

当院の原点……、院長の考える
「ここに来れば安心できる」
医療機関でありたいと思います。

どんな世相においても、揺らがず、困難を抱える方々のお力になれますように…。
皆様の「暮らし」に目を向けながら、
地域貢献できる医院となれば嬉しく思います。

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