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座っていると痛い・立ち上がると痛い腰やお尻の痛み ― 原因は「腰と骨盤のつなぎ目」にあるかもしれません ―

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「腰は悪くないと言われたのに、痛みが続く」

このようなお悩みで来院される方は、実は少なくありません。

  • 座っていると腰やお尻が痛くなる

  • 椅子から立ち上がる瞬間が一番つらい

  • 鼠径部(足のつけ根)や太ももが痛む

  • 恥骨のあたりが気になる

  • 痛む場所が日によって変わる

これらの症状は、いわゆる「腰痛」だけでは説明がつかないことがあります。


腰そのものではなく「腰と骨盤の境目」が原因のことも

腰の一番下の骨(第5腰椎)と骨盤の境目には、
仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節があります。

この部分の骨の形が通常と少し異なる状態を
腰仙部移行椎(ようせんぶいこうつい)と呼びます。

腰仙移行椎があると、

  • 腰と骨盤の動きのバランスが崩れ

  • 仙腸関節に負担が集中しやすくなります

その結果、腰だけでなくお尻や足のつけ根、太ももなどに痛みが出ることがあります。


なぜ「座る」「立ち上がる」と痛いの?

● 座っていると痛い

座っている姿勢では、骨盤の後ろ側にじわじわと負担がかかります。
腰仙移行椎がある方では、この負担が仙腸関節に集中しやすく、

「何もしていないのに痛い」
「じっと座っていられない」

と感じることがあります。


● 立ち上がる瞬間がつらい

椅子から立ち上がる動作では、

  • 骨盤に体重が一気にかかり
  • 腰と骨盤の境目に力が集中します

このときに、
お尻の奥や腰の奥に鋭い痛みを感じる方が多くみられます。


鼠径部・太もも・恥骨が痛む理由

仙腸関節の痛みは、
必ずしも「お尻」だけに出るわけではありません。

  • 足のつけ根(鼠径部)
  • 太もも
  • 恥骨の周囲

などに関連した痛みとして感じられることがあります。

そのため、

  • 股関節の病気
  • 椎間板ヘルニア

と心配される方も多いのですが、
画像検査でははっきりした異常が見つからないことも少なくありません。


痛む場所が毎回違うのはなぜ?

このタイプの痛みの特徴として、

  • 痛む場所が一定しない
  • 日によってお尻、鼠径部、太ももなどに移る
  • ただし左右どちらかに偏りやすい

という傾向があります。

これは、
腰と骨盤を含めた「骨盤全体」に負担がかかっているサインと考えられます。


検査で「異常なし」と言われることがある理由

腰仙移行椎や仙腸関節のトラブルは、

  • レントゲン
  • MRI

明確な異常が写らないこともあります。

そのため、
「原因が分からない」
「年齢のせいと言われた」
と不安に感じてしまう方も少なくありません。


治療について

多くの場合、手術が必要になることはありません。

  • 身体の使い方や姿勢の見直し
  • リハビリによる体幹・骨盤周囲のバランス調整
  • 骨盤底筋を含めたインナーマッスルのトレーニング
  • 痛みの原因を見極めた治療

を組み合わせることで、症状の改善が期待できます。

骨盤底筋は、
骨盤を下から支え、腰や骨盤の安定性に関わる重要な筋肉です。
この筋肉がうまく使えないと、仙腸関節や周囲に余分な負担がかかることがあります。

大切なのは、
「力を入れること」ではなく、「必要な場面で自然に働かせること」です。


まとめ

  • 座っていると痛い
  • 立ち上がるときがつらい
  • お尻、鼠径部、太もも、恥骨が痛む

このような症状が続く場合、
腰そのものではなく、腰と骨盤のつなぎ目が原因になっている可能性があります。

原因がはっきりしない痛みでお悩みの方は、
どうぞお気軽にご相談ください。

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